murmurtyun’s diary

気が向いた時の日記です

視力を失ったこと(続き) 不思議発言編

前記事でのお話

強度近視を放置していた報いは病的近視になって両目とも網膜剥離も起こすはめに…

 

では続きです↓

どのくらいの期間眼科検診に行かなかったのか…コロナもあったため5年いやそれ以上だったと思います

その間に、ある朝の起床後を境に度々うすく白い霧のようなものが見え周囲が見えにくいなという事がありましたがさほど気にせずにいました

たまに気になった時目を擦ってしまう事もありましたがそれでその霧は消える事なく、1週間もするとほぼ元に戻る感じでした

 

近視は眼球が後ろに伸びる事です

近視が進行するとさらに伸びるために網膜や視神経などが引っ張られる事で、眼底に異常が生じてしまうのです(風船を大きく膨らました時のアレです)

私の眼はそのために霧がかかっていたのです

また強度近視ほどになると眼球が弱体化するため、目に圧力(擦る、押す、ぶつけるなど)をかけるのは避けなくてはなりません(上に書きましたがたまに目を擦っていましたね…)

そんな事になっているとは知る由もなく、なんとなく生活出来てしまっているためにそのままにしていました

 

でも、網膜剥離までしてしまうきっかけが起こってしまいます

左眼は少しの黒い影と歪み、そして白い霧…

右眼はかなり大きめの黒い影と歪み、そして黒い霧…

見えないのです…

きっかけがあって初めて病的近視であることを知る事になります

 

大病院の医師達何人かで私の検査結果を見て話をしているようでした

一体何が起こってしまったのだろう

テキトー人間な私も流石に不安でたまりませんでした

担当医からの第一声は

これは今の医学では治せません

…衝撃でした…しばらく声もでませんでした

やっと出た声で聞いたのは

「目…目の使い過ぎで、です…か?」

(なんと的外れの間の抜けた質問!今考えると気が動転して発したのだと思いますが不思議発言だろっ笑)

医師からはその質問には、使い過ぎとかそういうものでなく病気なのですと言われました

(そんな質問にも笑わず真面目に答えてくださった医師には感謝しています)

 

直ぐに視覚障害者の申請をとの話があり、病院のスタッフの皆さんに手を取ってもらい助けていただきながら、放心状態のまま手続きやらお会計を済ませましたが…

全て終了した後、ただただ涙が溢れて止まりませんでした

 

今回も話が盛り上がってきたところで

to be continued…笑

※病的近視で起こる合併症について (1)

近視性脈絡膜新生血管 眼球が伸びることで網膜の下の血管の膜の脈絡膜に亀裂が入り新生血管という病的な血管が飛び出します。新生血管から出血したり、脈絡膜の亀裂から入り込む水が溜まると網膜剥離などを起こしやすくなります。